先日Byteballについて記載するときに、DAG(有向非循環グラフ)について調べました。
面白い仕組みだなーと見ていたわけですが、同様の技術を用いた通貨IOTAが彗星のように現れ、いきなり時価総額上位につけたことを知りました(現時点では8位)
それで興味を持ってこの通貨について調べてみました。
IOTAとは
と思ったのですが、すでに良い記事がありました。
特徴を3つ挙げるとすると(私目線ですが)
- ビットコインと異なり、ブロックチェーンではない(分裂騒動は起こらない?)
- マイニングがない(マイナーにフィーを払うことがない)ため送金手数料がかからない
- トークンが創始フェーズにおいて生成され、その後、トークンの生成はなく、供給が制限される(値上がり要因)
ホワイトペーパーの日本語版があり(Dropbox - IOTA_Whitepaper in Japanese.pdf)とても便利です。
こちらでは技術的な面やそれを支える理論についての説明もなされています。
取引が常に同じ割合で絶えず生成され続ける限り、未承認の取引(これをチップと呼ぶそうです)は一定に留まることが証明されています。
つまり、いつまでも未承認で放置されることはない、ってことでしょう。
この”取引が常に生成され続ける”が肝ですが、
ビットコインと違って明確なインセンティブが付与されない(ように見えます)、が、自信が承認を怠ると、他からの承認を得られないよう、スコアリングが実装されているため、間接的にはノードの尻を叩くようになっている模様です。
そして今まで見てきた中ではかなりかっこいいホームページです。
お金かけてますね。。。
IOTA - Next Generation Blockchain
値動きは?
今扱いのあるBitfinexからIOTA USDを持ってきました。
本来この通貨はビットコイン関係ないので、乱高下するビットコイン相場の影響を除きたいと考えました。
いきなり大爆発して以降、若干値を落としていますが、利益確定売りでしょうか。
その後ここ一週間は上図赤のボックスにあるように
0.236 - 0.285 USD(約25 - 30円)
と比較的狭いレンジで推移しています。
今後は?
ボックス相場の考え方としては、上下どちらかに抜けたら、そのボックス分だけ上昇/下落します。
上のグラフでは、ボックスの高さが0.285 - 0.236 = 0.049 USDなので、仮に上抜けた場合、
0.285 + 0.049 = 0.334 USD(下図緑のボックス上辺)が目処になります。
一方で、0.31 USD(下図青線)に見られるように、強めの抵抗線があるため、
ここを上抜けると一気に上がる可能性もあります。
ただ、まだできて日の浅い通貨なので、通り一遍のチャートを見ても、なんらかの材料で一気に動くことも大いに考えられますので、
あくまで参考程度です。
個人的には今のビットコイン分裂騒動が、一種のブロックチェーンの限界を露呈しているのだとしたら、DAGを用いているこっちが重用されるようになってもおかしくないのかも、という気がしています。
一方で、ビットコインは、仮に価値を落として、それこそ流動性が落ちたとしても、現実の金と同様の地位に留まるかもしれないな、と思ったり。
最後に
いよいよ8月1日も近づいているので市況を見守りたいと思います。
どうなることやら・・