FXスワップ生活と称して3ヶ月弱が経過し、ようやくスワップ・裁定取引で利益10万円を超えました。
すけべ心でショートポジションを取りやられ続けていた分が足を引っ張りましたが、
スワップポイントだけであれば13万円、1ヶ月あたり4万円ちょっと稼げていました。
お小遣いとしては上出来かなって思います。
さて日経平均はというとこれまでのFXに関する記事以来「何かのはずみでポキっと・・・を期待」しているのですが、引き続き底堅く22,500円を超えています。
一方、為替はじんわり円高に触れています。
前回も書きましたが、株価上昇がひと段落して、ネガティブな材料にも目が向くようになっているのかもしれません。
EURTRY(ユーロトルコ)は相変わらず高値を更新し続けており、スワップ派としては引き続き苦しい展開でした。
が、いよいよ天井かもしれません。
また、今回はワーストケースも試算し、おおよそ5.2あたりと目星をつけました。
※写真は下田のロープウェイ。ちらっと城も見えたりして、面白いです。
目次
ポジション状況
越週のタイミングではポジションを整理しましたが、先週同様ドル円の先物ポジションをにらみ、ドル円ショートしたりしていました。
- EURTRY(ユーロトルコリラ):10.5万通貨(売り)
- TRYJPY(トルコリラ円):3万通貨(買い)
- GBPJPY(ポンド円):3万通貨(売り)
- USDJPY(ドル円):-
(青字がスワップポイントで儲かるという意味で、赤字がスワップポイントで損するという意味です)
上記は全てSaxobankでの保有分です。
11/13〜11/17に獲得したスワップポイントと取引結果
EURTRYが1日あたり1万通貨あたり391.79円(11/23時点)(先週比-1.14円)の稼ぎになりました。
※11/23はスワップ3倍デー(金曜日〜日曜日)だったため、3で割って1日あたりにしています。
そして肝心の先週の獲得スワップポイントは
+13,320円
(ポンド円、ドル円の売り、ユーロトルコの買いがスワップポイント-3,214円となり、16,534円が本来のプラスでした)
今週の実績 | 9/4以降の累計 | |
---|---|---|
スワップポイント | +13,320円 | +133,146円 |
裁定取引 | +42,522円 | -5,463円 |
合計 | +55,842円 | +127,683円 |
スワップポイントは3,214円のマイナスでしたが、裁定取引で43,000円くらいのプラスだったので、よしとしたいと思います。
ちなみに1通貨から購入可能なOANDAでは1万通貨あたり302.61円(週末時点)の稼ぎになったようです。
Saxobankほどではないですが、少額で取引できるのは魅力的です。
スワップ派としてはロスカットのないような安全な運用(レバレッジを抑えること)が求められると思いますので、
少しずつ買い増せるというのは初めてチャレンジする方にはぴったりではないでしょうか。
EURTRY(ユーロトルコリラ)のチャート状況
またしても史上最高値を更新しました(これ毎回買いている気がします・・・)
最高値の更新時に4万通貨両建てしました(売りポジションを持っていたので買いポジション)。
4.6がかなり重かったのですが、ついに突破しました。
これでまた伸びていきそうな雰囲気です。というより、もはやEURTRYチャートでは天井がどこだかわからない状況ですね・・・
そこでTRYJPY(トルコリラ円)とEURJPY(ユーロ円)にわけて考えてみようとおもいます。
EURTRYの想定される天井(高値)
EURJPYとTRYJPYの組み合わせで考える
こちらがTRYJPYの日足チャートです。下げまくってますね・・・
そしてこちらがEURJPYです。
こちらは134.5円あたりで押し戻されているように見えます。
もっと長期で見てみると。
2014年12月8日の高値(過去8年間くらいの中での最高値)と2016年6月24日の直近最安値を結んだフィボナッチの61.8%ラインがおよそ134.5(上のチャートの緑の水平線)でした。
仮にユーロが現状程度で頭打ちになるのだとすると、あとはTRYJPYの動向次第ということになります。
TRYJPY(トルコリラ円)の動向からみるEURTRYの天井
下記のチャート指標がそろそろ下げ止まることを示唆しているように見えます。
- スローストキャスティクスが20%を下回っており、売られ過ぎを示唆している
- 90日移動平均線と実態線の乖離が9%を超え、そろそろ下限と言われている10%に迫っている
直近でいえば戻りを試す展開になるかもしれません。
ただし、移動平均線は短期<中期<長期を維持しており、ダウントレンドは継続しているため、注意が必要です。
希望的観測も含みますが、EURTRYは今が天井ではないか、と見えてきます。
EURTRYのワーストケース
直近の値動きからすると今が天井と見ても良さそうですが、そうもいかないのがFXですよね・・・何度涙したことか
EURJPY(ユーロ円)のワーストケースは76.4%戻しの140.4円でしょうか。
しかしここまでくると全戻し(100%)の149.9円も見えてきそうな気がしなくもない・・・
一方TRYJPY(トルコリラ円)のワーストケースは22円と見てみます。
下記の記事が参考文献です(私は普段からかなりこちらの記事を見ています)
そうすると、EURTRYのワーストケースは
こ、これは・・・
さすがに死んでしまいます。
ただ、6.38に耐えられるように資産を組んでおけば、気絶投資でもスワップポイントの恩恵を得られる、ということかもしれません。
上記の記事によると、TRYJPYが22円まで下がるにはトルコを巻き込んだ戦争勃発などの大事件が起こった場合とのこと。
なので22円で天井を計算するのは無理があるかもしれません。
そこで、90日移動平均線との乖離が10%を超えてくるあたり、厳しめにみて27円をTRYJPYの底値と仮定すると
これくらいは覚悟しないといけないかもしれません。
ただ、円安に振れる際にはTRYJPYも上がっていくはずですから、きれいに上記にはならず、もう少しTRYJPYも高くなっているかもしれません。
GBPJPY(ポンド円)のチャート状況
前回記事で、雲の上限を突破していけばショートがよい、といった趣旨のことを書きました。
一度は下落して見せたのですが、週末に跳ね返り、雲の上限に戻ってきました。
ここからは20日移動平均線と雲の上限がレジスタンスになると思っているので、引き続き戻り売りを狙っていこうと思います。
PickUpファンダメンタルズ〜トルコ大統領と中銀の戦い
トルコ大統領のエルドアンが相変わらず利下げを要求しています。
一方で、大統領補佐官は中銀の独立性を尊重する声明を発表しました。
まだまだ中銀と大統領の綱引きは続きそうですが、このあたりのニュースが今後のトルコリラの相場に影響するのは間違いなさそうです。
最後に
スワップ派としてはなかなかしんどい相場環境が続いていますが、十分な資金を入れておき、あまり悩まずにする、というのも重要な戦略だと思います。
右往左往してポジションをとるとかえって資産が目減りすることがよくありますので・・・
EURTRYの取り扱いのある取引所
EURTRYの取り扱いのある取引所はそう多くはありませんので、すでに口座をもっているところや、キャンペーンのあるところで口座を開いてしまうのが良いかと思います。
→ 過去の相場変動時も良い対応していただきました(過去記事)