さまざまな悪材料が噴出していたトルコですが、アメリカとの関係が改善しつつあり、チャート的にも好天のきざしが見えてきました。
いよいよ長かった夜が明けるのか・・・
私はおっかなびっくりすこしずつトルコリラを集めていました。
ちょっと気が早い気がしましたが、リラを少しずつ調達することにしました https://t.co/4h0ci7rFxK
— からんころん (@cc_workinv) September 26, 2018
今の所めずらしく含み益で逆にストレスを感じます笑
もしかしたらもっと自信を持ってポジションを取っていってもいいのかもしれません。
中銀の独立性に安心感
エルドアン大統領はトルコ中央銀行が利上げを行ったことに懸念を表明し、
中銀の独立性に対しては一定の懸念がありました。
しかしながら、10/25に中銀は金利の維持を決定しました。(出所:Bloomberg)。
中銀はあわせて
インフレ見通しがかなり改善するまで、金融引き締めの政策スタンスを維持する
とのコメントを発表(出所:Morningstar)しており、金利低下リスクが減ったような気がします。
ようやく中銀の独立性について、ある程度安心して見てられるようになったと思います。
アメリカとの関係性は良化
ここ最近、アメリカとの関係性がよくなってきました。
- ブランソン牧師が解放された
- アメリカが戦闘機F35の売却凍結から一転、凍結が解消され売却に動くこととなった
サウジのカショギ殺害事件によって、アメリカとトルコの距離が近づいた、という話もあります。
トルコリラが急落したのも、アメリカとの関係が冷え込んだ(アメリカがトルコからの関税を2倍にした)ことによるので、こうしてアメリカとの関係性がよくなるというのはトルコリラには追い風ですね。
チャートの状況
TRYJPY(トルコリラ円)のチャート
(チャートはSaxobank)
トルコショックの急落から、上昇に転じつつあります。
今はまだ
短期移動平均線<中期移動平均線<長期移動平均線
の順になっており、下落トレンドではあるのですが、
- 実態線が短期(20日)移動平均線を上抜け(ゴールデンクロス)
- 実態線が中期(90日)移動平均線を上抜け(ゴールデンクロス)
- 実態線が長期(120日)移動平均線に接近
と、いかにもこれから上昇トレンドに入りそうな期待感が・・・
一方、トルコショック以前の下落トレンドを黄色い線で引いてみると
まだ頭を抑えられている印象です。
黄色い線は20.66円、120日線は20.83円に位置しています。
※書いている途中で黄色い線を突破していました。これがだましとなるか、120日線を超えるか、注目です。
今トルコリラ円の買いであれば、含み益を抱えつつスワップポイントも取れるというボーナスタイム!?かもしれません。
スワップポイント100円固定(1万通貨当り)だったみんなのFXも、10月以降110円以上のスワップポイントに増額されています。
スワップポイント派には追い風ですね。
EURTRY(ユーロトルコリラ)のチャート
こちらは景色が反対になっていますが、EURTRYは頻繁にスプレッドが広がるので、ヒゲは無視です。
こちらはすでに実態線が120日移動平均線を下回り、いよいよ下落トレンドが見えてきています。
トルコショック前の上昇トレンド(黄色い線)を引いてみても一つ一つブレークしていきそうな雰囲気です。
Saxobankではスワップポイントが1日1万通貨当り800円程度という驚異的な水準なので、
今からポジションを持っておくと、もしかしたら為替差益とスワップの両取りができるかもしれません。
最後に
史上最安値を大幅に更新し続けたリラですが、ついに、ついにトレンド転換しそうです。
これがダマシかどうか見守っていきたいですね。
EURTRYの取り扱いのある取引所
EURTRYの取り扱いのある取引所はそう多くはありませんので、すでに口座をもっているところや、キャンペーンのあるところで口座を開いてしまうのが良いかと思います。
→ 過去の相場変動時も良い対応していただきました(過去記事)
→ アブレッシブ指値にはまりました(過去記事)