トルコリラはじりじりと値を下げています。クロス円は値を戻しているという中で、際立って弱いような状況になっています。
最近またアルバイラク財務省が出てきて、それがためにトルコリラが弱っているのかと思い、
今回はいつもここで見ているユーロトルコリラでアルバイラクの影響力を見てみました。
アルバイラク財務省の影響力
ユーロトルコリラの日足チャートにアルバイラクの主な活躍を入れてみました。
財務省就任後、①〜③あたりまでは彼の登場後にトルコリラが暴落する(チャートではユーロが暴騰)などの影響が出ていますが、
直近では影響力が低下しているように見受けられます。
市場に見限られており、その他の影響のほうが大きそうです。例えば・・・
- イスタンブール市長選挙のやり直しの可能性
- アメリカとの関係悪化(ロシアとの関係は継続)
このボンクラ娘婿の動向ではなく、市長選とアメリカとの関係を見てポジションを取るのが良さそうです。
ユーロトルコリラに関して言えば、トルコリラにネガティブな情報(アメリカが制裁をほのめかす、など)が出ても、影響はジリジリ出るイメージなので、多少遅れてポジションをとっても良いのかもしれません。
チャート動向
ファンダメンタルズとしては芳しくない状況です。チャートも鍋底を形成しているように見え、まだじりじり上げていく可能性が出ています。
個人的には前日安値や移動平均線(日足だけでなく1時間足なども)などの節目で
ユーロトルコリラを買い、同日付けで手仕舞いするのがよいように思っています。
まだまだスワップが高いので、オーバーナイトするのはコストがかかります。。。
私は両建てしたりして、ニューヨークが終わる前までに買いポジションを閉じることでスワップポイントも取っています(たまに閉じられずにマイナススワップをくらうなることもありますが・・・)
トルコリラの各社スワップポイント
ポジションを保有しているだけで毎日もらえるスワップポイント。
ようやく金利水準が落ち着いてきました。
4月の頭はすごいことになっていました。
ユーロトルコリラ売りポジション(リラ買い)のスワップがさらに低下し、オーバーナイト弾前の水準を下回った。リラ売りのコストも低下して、リラを持つメリットが減り、リラを売りやすい地合いになってきてるような pic.twitter.com/ciKMqE4ZkI
— からんころん@投資 (@cc_workinv) 2019年4月5日
トルコリラを持っていることが条件なので
- ユーロトルコリラであれば・・・売りポジション
- ドルトルコリラであれば・・・売りポジション
- トルコリラ円であれば・・・買いポジション
を取ればスワップポイントがもらえます。
FX業者 |
通貨ペア |
スワップポイント |
EURTRY |
818.69円(4/12時点) |
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USDTRY |
1,896.14円(4/12時点) ※3日分 |
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TRYJPY |
123.0円(4/12時点) |
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EURTRY |
861.45円(直近値) |
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USDTRY |
672.9円(直近値) |
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TRYJPY |
131.38円(直近値) |
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EURTRY |
70.84円 |
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USDTRY |
62.72円 |
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EURTRY |
136.1円(4/12時点) |
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USDTRY |
136.1円(4/12時点) |
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TRYJPY |
122円(4/12時点) |
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TRYJPY |
120円(4/12時点) |
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TRYJPY |
92円(4/12時点) |
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TRYJPY |
80円(4/12時点) |
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TRYJPY |
120円(4/12時点) |
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TRYJPY |
78円(4/12時点) |
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TRYJPY |
120円(4/12時点) |
OANDAがついにSaxobankを抜いてもっとも高いスワップポイントを叩き出しました。
EURTRYの売りポジションを1万通貨(日本円で130万円相当)を持つと、
ざっと毎日860円くらいもらえます。
金利が一定であれば、一年間で31万円もらえることになります。
年利約24%とはかなりの高金利・・・
レバレッジ2倍でも年利48%ですが、EURTRY、USDTRYはボラティリティが高い(値動きが激しい)点、スプレッドが広がりすぎることがあるため、レバレッジのかけすぎに注意です。
最後に
スワップ派としては、選挙の動向とアメリカとの関係性を気にしながら、
時に両建てしたりしながら難を逃れるのが良いかもしれません。
が、ユーロトルコリラでいえば、スプレッドが急拡大することがあったり、マイナススワップがプラススワップより大きくなることがあったりするので
両建てにもリスクがあるので、短期間で切るのが良いように思います。
なにより、レバレッジをかけなければ(特に過去最高値までは生き残れる程度のレバレッジくらいまでに留めれば)生き残れる可能性があがるのではないでしょうか。
とはいえ、これまでも過去最高をなんども更新していることには注意が必要です。
私は過去最高を超えるくらいのところに新規の逆指値(ユーロトルコリラの買い)を入れて追っかけるようにしています。
EURTRYの取り扱いのある取引所
EURTRYの取り扱いのある取引所はそう多くはありませんので、すでに口座をもっているところや、キャンペーンのあるところで口座を開いてしまうのが良いかと思います。
→ 過去の相場変動時も良い対応していただきました(過去記事)
→ アブレッシブ指値にはまりました(過去記事)