
半減期を5月頃に控えたビットコインですが、そろそろ上がりそうな気配がしてきました。BTCの移動がwhale alertでも頻繁に出ているような気がします。
↓こういうやつ。地震じゃないですが、何かの前兆では・・・
🚨 2,500 #BTC (17,407,292 USD) transferred from #Coinbase to unknown wallet
— Whale Alert (@whale_alert) 2020年4月16日
Tx: https://t.co/50FxKSJZZc
いま想像(妄想)しているのは、
- 5月に向けてジリジリとビットコインが上げていく
- 半減期直後はいったん値を下げる
- その後秋口・年末に向けて改めて力強く上昇する
というものです。
それにつられて各種暗号資産も上昇していけば言うことなしなのですが。
目次
過去の半減期
そもそも半減期って
ビットコインのマイニング報酬が半分になる時を指しますが、Coincheckの記事がわかりやすかったです。
ざっくりと・・・
- 新しいビットコインを発見するのがマイナー(すごいパソコンを使ってガリガリ計算してビットコインを見つけ出す人)
- 新しいビットコインを見つける行為がマイニング(採掘)
- 1回ビットコインを見つけたときの報酬が最初期に50BTC(そしてこれが新しいビットコイン。鉱山で金を採掘するようなイメージ)
- 2012年と2016年に半減期を迎え、現在の報酬は12.5BTC(金が採掘されつつあり、取れる量が減っているようなイメージ)
というところでしょうか。
そして2020年5月に半減期を迎えると、報酬は6.25BTCに減少することになります。
過去の値動き
過去の半減期では概ね下記のような動きをしています。
- 半減期前に上昇
- 半減期でやや下落
- 再度上昇
ご参考:
資産運用のボーナス日になるのか──5月に迫るビットコイン半減期を再考察 | CoinDesk Japan | コインデスク・ジャパン
1回目の半減期:2012年11月28日
(チャートは週足でBTCUSDです。iFOREXより)
だいたい1ヶ月前(34ドルくらい)から少しずつ上がっていき、半減期時点で37ドルくらいまでジリジリと上げました。
その後横ばいからやや値を下げるような動きがあった後、2013年4月7日に大暴騰しました。
半年で253ドル(半減期から6.8倍)まで上げました。
2回目の半減期:2016年7月9日
(こちらもチャートは週足でBTCUSDです。iFOREXより)
このときは5月22日週(オープン時466ドル)から上がり始めたようです。6月頭から少し値を落としますがそれでも半減期時点で高値726ドルとなりました。
しかしその低迷後に「仮想通貨バブル」と呼ばれた熱狂的な上げがあり、12月17日週に19,689ドル(半減期から27.1倍)まで上がりました(取引所によって差異があると思います)。
あのときは楽しかった。。
この時も半減期からおおよそ半年後です。
ちなみに後のバブルのせいで見づらくなっていますが、半減期後1ヶ月は低迷しており、一時500ドルを割る局面もでています。
(チャートはiFOREX)
半減期を前に相場観は分かれる
強気(楽観的)な見方
半減期により新規にでてくるビットコインが減る→供給が細る→価格が上がる、というようなロジックです。
ビットコインが上がりそうだという指摘が聞こえてきます。
ビットコインが売られ過ぎているとのこと。ビットコインによらず、ショート残があれば反対決済は「買い」なので、潜在的な上昇圧力となります。
ビットコインの半減期に対する注目が高まっています。
弱気(悲観的)な見方
一方、弱気な見方もあります。
”とある計算式”を使えば、前回のバブルほどには上がることはない、という見方です。
ビットコインのオプション市場をもとにビットコイン価格を占っているわけですが、現状維持が関の山、というところでしょうか。
こちらではセキュリティのリスクにも触れています。確かに採算の取れないマイナーが撤退すると、資金力のある一部のマイナーがマイニング事業を独占してしまう可能性はあるかもしれません。
一方、上記の記事では「長期的には55,000ドルの可能性」についても言及しています。
株式相場との連動
新型コロナウイルスの影響
株式市場は新型コロナウイルスの影響を大きく受け、相場は急落しました。
この記事の中でまとめたグラフの再掲ですが、
2020年2月13日に日本初の死者が出て日経平均が崩れ出すと、2020年3月12日のWHOパンデミック宣言でさらに大きく下落しました。
そのときのビットコイン価格ですが、株価と同様3月12日に大きく下げています。
(チャートは日足でBTCUSDです。iFOREXより)
ビットコインと株価が非常に似た動きをしています。
私は「仮想通貨(暗号資産)は新しい資産だから、株が下がれば逃避先として値上がりする」となんとなく思っていたのですが、
実際にはそんなことはなく、株と同じリスクアセットだったようです。
あれだけ「法定通貨に取って代わる!」とみんな息巻いていたような気がするのですが、結局株を売って暗号資産を売って法定通貨をかき集めるような動きになったのでした。
パニックのときこそ人の本性が見えるといいますか、やはりまだまだリスクオンのときにしか価格が上がらないということがわかってしまったような気がします。
株式相場を踏まえた予想(秋以降高騰!?)
ふたたび前回の記事ですが、下記のような予測をしていました。
(リーマン・ショックの値動きを参考にした図)
今となっては怪しい気もしますが、一方で株には"Sell in May"というアノマリーがあります。
5月あたりから株がずるずる下がるということですが、コロナウイルスの新規感染が落ち着いてきて、いよいよ経済に目を向けてみるとなかなか立ち上がらない、どうしよう、と成っていそうなタイミングのような気がします。
そして上のチャートでは9月に株価が底入れして上昇というイメージでいます。
これをビットコインにあてはめたとき、過去の半減期では半年後に高値となっており、
今回であれば11月頃、、
ということで株価と同じような値動きとなったとしても実際に11月くらいに高騰してもおかしくないのでは!?というような気がしています
(ちなみに)先に半減期を迎えたビットコインキャッシュは
下げてます(がーん)。
(チャートはBCHUSD。iFOREXより)
4月8日に半減期を迎えました。こちらはセキュリティへの懸念から値を下げた、ということのようです。
最後に(取り組み方)
まずは半減期に向けて上げていくことがあれば、すこしずつ手元のビットコインを利確していくような動きになるかと思います。
半減期直後は下記を背景に下げてしまいそうです。
- 過去のビットコインの値動き
- 半減期後のBCHの値動き
- 株価の先行き不透明感
しかし下げたところは絶好の買い場と見て買い下がる、というのが夢がありそうです。
ただしセキュリティリスクが喧伝されると怖いかもしれません(取引がまともに成立しなくなるため) 。